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新生児にはいつからおもちゃを与える?乳児向け知育玩具の選び方

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赤ちゃんが興味を持ち、楽しむことができるおもちゃは乳児の脳を刺激する知育にも有効だと言われています。
ただ、赤ちゃんの発育に合わせて適したおもちゃを選ぶことが大切です。

 

ここでは、乳児におもちゃを与えるタイミングや乳児向けおもちゃの選び方をご紹介します。

 

乳児の脳の発達

新生児の脳は、すでに大人と同じ量のニューロン(神経細胞)が存在しています。

 

脳の神経細胞同士をつなげるものをシナプスと言いますが、脳の神経細胞は数が増えていくのではなく、シナプスが増えたり強化することで発達していきます。

 

1歳くらいまでの乳児の時期は特に脳の発達が目覚ましく、例えば目で見る能力を司る第一次視覚野のシナプスの量は生後2カ月ごろに一気に増えていき、生後8か月の頃には一生のうちの最大数にまで達します。

 

乳児にとって、生まれてから数か月間は非常に重要な時期です。

 

赤ちゃんの脳はさまざまな能力を獲得するための感受性が増しており、発達に合わせて良い刺激ができる遊びを用意してあげることが大切です。

 

手を多く使うことで脳が学習する

赤ちゃんの脳の働きは手の運動を繰り返し行うことで強化されていきます。

 

手を動かすときは脳の前頭葉にある前頭連合野が計画し、運動前野に伝え、運動前野が手をどのように動かすかを決めて体連合野に伝え、体連合野が実際に動かす指令を出しています。

 

手の動きや運動を繰り返し行うことで、脳内の神経物質の繋がりが強化され、脳が学習していきます。

 

おもちゃを使うタイミング

赤ちゃんにいつからおもちゃをあげるかの目安は生後2カ月ごろです。

 

生後2カ月ごろの赤ちゃんはものを追視できるようになります。
五感がある程度発達しているので、色や音をある程度認識できるようになっていると考えられています。

 

生後4カ月ごろになると、少しずつ手足を動かせるようになるため、自分で遊び始めるようになります。

 

おもちゃは少しでも早くから与えた方が良いのでは、と思われるかもしれませんが、新生児の頃は五感が未発達のため、おもちゃはあまり必要ではありません。

 

また、子どもの発育には個人差が大きい為あまり月齢にこだわる必要はなく、子どもの脳の成長に合わせて知育玩具を選ぶことで多くの効果が期待できます。

 

乳児のおもちゃ選びのポイント

安全性

赤ちゃんのおもちゃは安全性が最重要ポイントです。
安全性を意識せずに与えてしまうと思わぬ事故につながるおそれがあります。

 

おもちゃを選ぶ際、まず確認したいのはおもちゃの大きさです。
小さなものは間違って飲み込んでしまう可能性があります。
大きなおもちゃでも小さな部品が外れて誤飲してしまうリスクがありますので注意が必要です。

 

おもちゃの形状にも十分な注意を払う必要があります。
先端がとがった部分があると、顔や手を傷つける可能性があります。
そのため、丸みを帯びた柔らかいものが適切です。

 

衛生的

乳児はさまざまなものを口に運びます。
そのため、衛生面には十分注意しておもちゃを選ぶ必要があります。

 

おもちゃは口に入れても大丈夫なものか、家庭で簡単に洗うことができるか、煮沸消毒ができる素材か、などに注目して選ぶと安心です。

 

また、おもちゃの安全基準としては「STマーク」「CEマーク」がついているおもちゃが衛生的な素材が使用されているなど安全基準をクリアした製品となります。

 

知育効果

乳児の脳が急速に発達することを考えると、おもちゃで知育効果を得られるかどうかも1つのポイントです。

最近では知育玩具も豊富に販売されていますので、赤ちゃんの成長段階に合わせた知育玩具を選んでいくと良いでしょう。

 

乳児のおもちゃはカラフルなものを選ぶ

新生児のものの見え方

生まれたばかりの赤ちゃんは光には反応しますが、これは反射的な反応だと考えられています。
この頃の赤ちゃんは視力も弱く、明暗とモノクロの色調しか分かりません。

 

生後1週間ほど経つと少しずつ色を認識できるようになってきます。
赤ちゃんが最初に認識できる色は赤だと言われています。

 

そのあと、黄色や緑も認識できるようになり、区別できるようになっていき、生後3か月ごろからあらゆる色を認識できるようになっていき、奥行きも分かるようになってきます。

 

赤ちゃんの好きな色

乳児は色の識別よりも明るさを見分ける方が得意です。

 

子どもは鮮やかできれいな色が好きです。
特に乳児の間は明度の高いパステルカラーが好きですが、赤、青、緑などのはっきりとした原色も見えやすく好きな色です。

 

カラフルな色は知育効果がある

カラフルな色のおもちゃは目から色の情報を取り入れ、脳で処理する必要があるため、子どもの脳の発達を促進する効果が期待できます。

 

そのため、子ども用のおもちゃはカラフルなものが多く販売されているのです。

毎日楽しむおもちゃだからこそ、明るくカラフルなものを選び、子どもの成長を助けることがポイントです。

 

乳児におすすめのおもちゃ

乳児におすすめのおもちゃの代表的なものとして以下のようなものがあります。

 

ガラガラ

ガラガラは振ると音が鳴るおもちゃです。
素材やデザイン、音もさまざまなものがあります。

 

新生児は生後2カ月ほどで音の認識ができるようになります。
いろいろな音で聴覚を刺激してあげることにより、興味を引くことができます。

 

オルゴール

美しい音色で赤ちゃんの耳を刺激し、楽しませる効果があります。
おもちゃがくるくる回りながら音を奏でるタイプもあります。

 

モビール

頭上に吊り下げて風などで揺れて動くおもちゃです。
カラフルな幾何学的なものからぬいぐるみ、薄い板に動物がデザインされたものなどがあります。

 

にぎにぎ

にぎにぎは赤ちゃんが持って遊ぶおもちゃです。
持ち手の部分が細くなっていたり、握ると音が出るタイプなどがあります。

 

動物やキャラクターなどがデザインされていたり、ハンドメイドで手作りするケースもあります。

 

子どもの発達の段階に合わせておもちゃを選ぶことが大切

乳児のおもちゃについて解説しました。

 

子ども向けのおもちゃには対象の月齢が記載されていることが多くありますが、赤ちゃんの発達には大きな個人差があります。
あくまでも目安として考え、赤ちゃんの発達の段階に合わせて選ぶことが大切です。

 

発達の段階に適したおもちゃは知育にも役立ちますので、赤ちゃんが喜ぶおもちゃを与えて知育を促してあげると赤ちゃんの脳の発育にも効果的です。

 

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