幼児期に必要な「知育」とは!?知育の方法・効果について解説
子どものために幼児期から何か始めたい、と考えている親御さんは多いのではないでしょうか。
幼児期の教育には「知育」というものがあり、子どもの知的能力を育てるのに効果があるとされています。
そこで、知育とは何か、知育の効果、知育に効果的なピアノについてご紹介します。
知育とは
知育とは子供の柔らかい脳に刺激を与えて才能を引き出したり、行動力、積極性、自分で考える力などを身に付けさせたりする教育で「三育」の1つとされています。
三育は1800年代にイギリスの学者であるハーバード・スペンサー氏が提唱した幼児教育の考え方がベースとなったものです。
三育には「知育」「徳育」「体育」の3つがあり、幼児教育に必要とされています。
徳育は道徳心を育む教育です。
相手の気持ちを考え、道徳的な行動ができるように学びます。
体育は運動により体力をアップさせ、健康的な身体を育てることを目指します。
知育は能力、才能を引き出すのに適している教育です。
能力を引き出すだけでなく、自分で考える力、自分から行動する力、脳の回転を速くする力などを育てます。
知育の効果
可能性が広がる
社会が多様化する中、自分でものごとを考えて適切な行動をとることは非常に大切です。
日本では従来、記憶力を中心に試すような試験制度などが影響して処理能力に特化した人材が社会に多数輩出されました。
結果、指示待ち人間、マニュアル人間などと揶揄される、考える力が弱い大人が多くなってしまったと言われています。
知育は考える力も伸ばしますので、課題を自分で発見したり、物事を客観的に見たり、的確に自分で表現できる力を養うことができます。
能力アップが期待できる
脳の情報伝達に重要な役割を果たしているのがニューロンという神経細胞とシナプスです。
ニューロンは脳の中で情報を受け取り、他の細胞や臓器に情報を伝える役割を担っており、シナプスはニューロン間をつなぐ情報伝達の橋渡しをしています。
シナプスが活性化し数を増やすことで情報伝達できる量が増え、知的能力を上げることに繋がります。
シナプスの数を増やすには脳が最も柔軟で成長が活発な幼児期に知育により脳に良質な刺激を与えると効果があると言われています。
幼児期にはIQが伸びやすい
IQとは知能指数のことで知能の水準や発達の度合いを数値化したものです。
IQが高い子供は思考回路が同年代の子どもよりも発達しているため、大人の発言や難しい話の内容を理解する能力が高くなると言われています。
些細なことに気づく力も強いので、探求心も組み合わさることにより、研究熱心になる特徴もあります。
知育は学力や知識を身につけさせたり、ただ覚えさせるものではなく、自分で考える力を育む方法ですのでIQを伸ばすには最適であると言われています。
知育の代表的な方法
知育は家庭でも取り入れやすい幼児教育の1つです。
代表的な知育アイテムには以下のようなものがあります。
知育玩具
知育玩具は五感を刺激し、考える力や表現力を育めるよう工夫を凝らしたおもちゃです。
家庭でも取り入れやすいのが特徴です。
代表的なものとしてパズル、積み木、ブロック、音の出る本などが挙げられます。
知育アプリ
最近ではスマホやタブレットの知育アプリが豊富に配信されています。
子どもの年齢や発達段階に応じたゲームや遊びを行いやすく、外出先でも気軽に取り組める点でも魅力的です。
ただし、モバイル端末は視力低下などの健康上のリスクが発生するおそれもあります。
画面の位置や使用時間などに注意して適切に利用するようにしましょう。
知育教材
知育教材は絵本やドリルなどの教材を通して、遊びや普段の生活と結び付けながら論理的思考能力や生きるために必要な知識を身に付けることができる知育方法です。
さまざまな工夫がこらされており、子どもが自ら進んで取り組めるようになっているものもあるので、集中力、表現力、想像力を養うことができます。
知育教室
知育のプロの先生に相談しながら取り組んでいきたいという場合には乳幼児向けの知育教室を利用するのも1つの方法です。
知育教室では子どもの年齢に応じてカリキュラムが分かれていることが多く、子どもの発達に応じて適切な知育を受けることができます。
知育教室はお教室により目的や目標、プログラム、使用する道具などが大きく異なります。
お教室選びの際には体験レッスンに参加するなど、事前に内容を把握してから選ぶようにしましょう。
幼児教育にはピアノが効果的
ピアノは昔から子どもの習い事の定番とされてきました。
親が習っていたらなんとなく子どもにも習わせたい、と考えている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなピアノ教室ですが、実は幼児期にピアノを習う事で子どもの脳に良い影響を与えると脳科学者が提唱しています。
HQ発達に効果がある
ピアノが脳に与える影響の中で最も特徴的なものがHQの発達に効果がある点だと言われています。
「HQ」とは人間の総合的な社会性能力のことを指します。
ピアノでは楽譜を読みながら左右の手は違う動きをし、今弾いている音を聴きながら次の音を予測する、ということを瞬間で繰り返しています。
これは問題解決能力や運動能力、言語力を高めることに繋がり、人間性知能であるHQを高めることにも繋がります。
IQ発達に効果がある
ピアノは脳を刺激し、脳梁が太くなり、左右の脳のバランスが良くなると言われています。
さらに海馬が発達し記憶力がアップするので学力向上につながるとされています。
楽譜を見て手を動かし、発した音を耳で聴くことによって左右の脳が活発に動きます。
さらにレッスンが進んでいくと「この曲はどんな曲?」と考えながら演奏するため、さらに脳が活発に働き、思考能力や記憶力向上の訓練を自然と行うことができるのです。
運動神経の発達に効果がある
ピアノを演奏するときには視覚と聴覚、手の動きを連動させる必要があります。
これにより動作を司る部位と知覚を司る部位が発達するのですが、これが運動神経の向上につながると言われています。
音楽に触れることで表現も豊かに
脳が大きく発達する幼児期にピアノを習うことでさまざまな能力を伸ばすことができます。
記憶力や運動能力だけでなく、これから社会で必要とされている表現力も磨くことができるのがピアノの魅力の1つです。
ピアノ教室は先生との相性も大切です。
ピアノ教室を検討するならまずは体験レッスンに行ってみることをおすすめします。
愛知県岡崎市のピアノ教室SAWADA音楽教育塾
会社名:SAWADA音楽教育塾
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