ピアノ教室が子供の発達・知育にもたらす効果と始めるのに最適な年齢
ピアノは昔から子どもの習い事の定番とされていきています。
「多くのお子さまがやっているから」ととりあえず始めさせようと考えている親御さんも多いのではないでしょうか。
実はピアノは子どもの脳にさまざまな良い影響を与えることが分かっており、知育にも効果があると言われています。
この記事では、ピアノが子どもに与える効果やピアノ教室に通い始める最適な時期について解説します。
ピアノが知育にもたらす効果
ピアノが子どもの発達、知育にもたらす効果にはさまざまなものがあります。
特にピアノは脳の発達に良い影響を与えるとされ、言語能力や思考能力など、音楽以外の分野でも効果を発揮します。
IQ発達への効果
ピアノは楽譜を見て手に指示を与えて音を出し、出た音を耳で聴くということを繰り返します。
演奏中はこれを繰り返しており、脳に刺激を与え続けています。
脳が刺激されることにより左右の脳を繋げている神経束の脳梁が太くなり、左右の脳のバランスが良くなると言われています。
さらに、曲や楽譜を覚える習慣ができ、記憶力がアップするので学力向上にも良い効果をもたらすとされています。
レッスンが進んでいくと、この曲はどんな曲かを考えながら弾く必要が出てきますので更に脳が活性化され、記憶力や思考能力の向上へとつながっていきます。
HQ発達への効果
HQとは社会性能力のことです。
具体的には問題解決能力、主体性、協調性、思いやりといった、数字では評価することが難しい「人間らしさ」のことです。
ピアノを習っている子どもはHQが高い傾向にあると言われています。
ピアノの練習により脳が活性化され、目標達成のために主体性を持って生きていくのに必要な能力が育ちます。
外国語習得能力が高くなる
ピアノを習っている子どもは英語など外国語習得能力が高くなると言われています。
音楽を学ぶことで耳が良くなり、英語のリスニング力が上がるだけでなく、正確な発音をする力、言葉を記憶する力、文法や文章の理解力が音楽経験が少ない方に比べて優れていると言われています。
米国の大学教授の研究によると音楽経験の豊富な人に見られる高い言語能力としては
・目にした単語のリストや短い言葉を覚える
・例外的なスペルの単語を正しく発音する
・文法の正誤判断をする
・複雑で長い文章を理解し、記憶する
が挙げられるとしています。
運動神経への効果
ピアノの演奏は視覚と聴覚、両手の動きを連動させて行います。
これにより脳の動作を司る分野と知覚を司る分野が大きく発達し、運動能力の向上につながると言われています。
将来の脳への効果
ピアノは幼児期の脳の発達に効果があるだけでなく、後年の脳に良い影響をもたらすと言われています。
米国の研究では、幼少期にピアノを習っていた人は習っていなかった人に比べて認知機能を保持している確率が高く、認知症発症リスクが低いということを示しています。
幼児期のピアノで発達した脳は将来的にも有効であることが分かっています。
ピアノは何歳から始めるのがいい?
ピアノを子供に習わせる場合、幼い時期に始めると良いとされていますが、具体的には何歳から始めたら良いのでしょうか。
いくつかの観点から見てみましょう。
絶対音感を育てるなら3歳ごろから
ピアノを演奏するために絶対音感が必ずしも必要という訳ではありませんが、即興演奏や作曲などでは絶対音感を身に付けていると有利です。
絶対音感は生まれつき持っている人はわずかで、幼少期にピアノ教室で訓練を続けることで身に付けることができます。
人の聴覚は3~7歳くらいの時期に大きく発達すると言われており、8歳頃には聴覚が完成し、その後は横ばいであまり成長しません。
つまり、3~7歳頃にピアノ教室で絶対音感を養うトレーニングをすると効果的です。
聴覚が完成された年齢以降は、ピアノのレッスンで相対音感を身に付けていくことになります。
脳を育てるなら4歳までに始める
脳は大きく発達する時期があります。
20歳のときの脳の発育度を100%とすると、4歳の時に既に約80%、6歳では約90%発育しており、その後の発達は非常に緩やかなものになると考えられています。
つまり、脳が急速に発達する4歳までの間に脳に刺激を与えることが大切です。
できれば4歳までに、遅くとも6歳までにピアノを始めると脳の発達に有効であると言えます。
骨格の安定を考えるなら6歳ごろから
ピアノを始めるのは早い時期からが良いとはいえ、身体の発達に合わせることも大切です。
椅子に座れるように体幹が発達するまではピアノは弾けませんし、重い鍵盤を押す力も必要です。
人の骨格が安定するのは6歳前後とされています。
発達は人それぞれですので、脳と体のバランスが整ってからピアノを始めるのでも良いでしょう。
じっと座っていられる時期になったら始める
ピアノのレッスンを受けるには椅子に座って先生のお話を聴かなければなりません。
そのためにはある程度の集中力も必要になります。
じっと座って大人の話を聴けるかどうかは、子どもの個性によって全く異なります。
静かに座ってレッスンに取り組める子どももいれば、周辺のことに気が向きやすい子ども、空想が好きで話を聴いていない子どももいるでしょう。
幼児期のピアノレッスンでは先生も内容を工夫しており、レッスン時間みっちりピアノの前に座らせるということはあまりありません。
遊びを通じて少しずつリズムや音を覚えていき、ピアノに触れる時間を徐々に延ばしていきます。
保育園や幼稚園などで先生のお話を聴けるようになったらピアノレッスンを検討してみると良いでしょう。
そろそろピアノ教室にと考えたらまずは体験レッスンに行ってみましょう
ピアノが脳の発達や知育にもたらす効果や、ピアノを始めるのに最適な年齢についてご紹介しました。
ピアノは幼児期の早い時期から始めるのが脳の発達にも良い効果をもたらしますが、あまり急ぎすぎずにお子さまの様子を見て適切な時期を判断すると良いでしょう。
そろそろピアノ教室に通わせたいと考えたら、まずは体験レッスンに行ってみましょう。
体験レッスンでのお子さまの様子や講師の雰囲気を見て、通うお教室を決めると失敗が少なくなり、お子さまにとって最適なお教室に出会うことができます。
愛知県岡崎市のピアノ教室SAWADA音楽教育塾
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