数字の知育はいつから?子供が遊びながら数字を身に付ける方法とは
子どもには算数に苦手意識を持たずに得意になってほしい、と考えている親御さんは多いのではないでしょうか。
算数は数学を学ぶ上で理解しておかなければならない基礎知識です。
また、数字は算数を学ぶだけでなく、日常生活で必要なものとなります。
では数学の知育はいつから始めればよいのでしょうか、また、数字はどのように学んでいけばよいのでしょうか。
この記事では数字の概念を楽しみながら身に付ける方法や数字を学ぶ数字盤を手作りする方法などをご紹介します。
数字の知育はいつから?
子どもが数字を覚え、その量を理解するようになる年齢は個人差はあるものの、3歳で「3」まで、5歳で「10」前後までであると言われています。
子ども自身が数字に興味を持ち、数字に慣れていくと比較的早くたくさんの数字を覚えていきます。
数字を楽しく学ぶポイント
数字を楽しく学ぶポイントは遊びながら数の概念を身に付けることです。
遊びの中で数に触れる機会をつくっていくことで、子どもは「数っておもしろい!数字って楽しい!」と良い印象を持って取り組みます。
パパ、ママの中には「算数苦手」と思ってしまい、算数の勉強そのものが嫌になってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それとは反対に数字や算数にポジティブなイメージを持つことは幼児期に数を学ぶ上で最も重要なポイントとなります。
最近ではパズルを始めとしたおもちゃが対象年齢別、形状別に多数発売されていますのでチェックしてみるのもおすすめです。
遊びながら数字の概念を身に付ける方法
数に関する声かけを行う
まだ言葉を上手に話せない時期から遊びの中で数に関する声掛けをしていくことで、自然と数の理解を深めていくことができます。
特に1~3歳のうちは身体を動かしながら数を体感することが有効とされています。
目で見て、耳で聴き、手足を動かして数に多く触れるようにしましょう。
知育おもちゃを使って数の理解を深める
子どもの数の理解で大切なのは集合数の理解であると言われています。
そこに実際にあるものの数を数えることができると数の理解を深めていくようになります。
3歳頃になると座って落ち着いて取り組めるようになりますので、知育玩具を使った遊びを取り入れていくと良いでしょう。
数のおもちゃとしてはそろばんのようなタイプのおもちゃを使って数え遊びから始めてみるのがおすすめです。
算数の学習に必要な力を育てる方法
算数の学習には
・集中力
・忍耐力
・判断力
・論理的思考能力
が必要だと言われています。
これらの力を育みつつ、成功体験を積み重ねていくことで算数の学習に必要な土台が育まれると言われています。
お絵描きで筆記具を使う練習をする
まずはお絵描きで筆記具を使う練習をします。
最初はクレヨンから始め、鉛筆を持ってえんぴつ描きの練習をします。
鉛筆を持ったら運筆の練習をします。
5~6歳であれば数日でマスターできますが、2~3歳の子どもの場合は数カ月かけてゆっくりと取り組んでいくと良いでしょう。
迷路に挑戦してみる
成功体験を積み重ねるためには迷路が最適です。
迷路は簡単なものから難しいものまで、書店で販売されていますので、子どものレベルに合ったものを活用すると良いでしょう。
数を書いてみる
迷路に慣れてきたら数字を書いてみることに挑戦しましょう。
数字を書くドリルなどを活用して練習していくと良いでしょう。
数字の知育玩具を手作りする方法
数字の知育玩具はネットを検索するとさまざまなものが販売されていますが、自分で作ることもできます。
そこで、数字の知育玩具の中でも代表的なものである数字盤のつくり方をご紹介します。
数字盤の材料
・ホワイトボード
・丸いマグネット(直径3~4㎝のもの)
・数字のシール
・コピー用紙
どれも文房具屋さんや100円ショップで手に入るものばかりですので、材料は手に入りやすいかと思います。
マグネットは色を数種類用意するとより楽しく学習できますので、色も考慮して購入すると良いでしょう。
数字盤のつくり方
紙に数字を書いた表を作ります。
1マスの大きさはちょうどマグネットが収まる大きさがベストです。
パソコンで作成すると綺麗に仕上がります。
数字をいくつまでにするかはお子さまの年齢や学習の進み具合に合わせて決めると良いでしょう。
次にマグネットを加工します。
マグネットに数字のシールを貼っていきます。
例えば20までの数字を作る場合は1~20までの数字を1個ずつマグネットにシールを貼っていきます。
数字はマグネットに直接マジックで書く方法もありますが、すぐに消えてしまうというデメリットがありますので、数字のシールを貼るか、マジックで書いた上にフィルム状のシールまたは透明のテープを貼って保護すると良いでしょう。
表をホワイトボードに貼って完成です。
お子さまに合わせてアレンジできる
手作りの数字盤はお子さまに合わせてアレンジしていける点がメリットです。
慣れてきたら数字を増やしてみたり、より楽しく遊べるようにかわいいシールをたくさん貼ってデコレーションしたり、マグネットを動物や車など、子どもの好きなものにしてみたりと工夫することができます。
同じ方法であいうえお盤やアルファベット盤も作ることができますので、是非挑戦してみてください。
ピアノは数字学習にも有効
数字の学習にはピアノも有効だと考えられています。
というのも、ピアノはワーキングメモリを鍛えるのに有効だと言われているためです。
ワーキングメモリは「作業記憶」「作動記憶」とも呼び、短い時間に心の中で情報を保持し、同時に処理する能力のことを言い、会話や読み書き、計算の基礎となる、私たちの日常生活や学習を支える重要な能力です。
ピアノを演奏するとワーキングメモリが伸びるのには以下の理由が挙げられます。
両手を動かして脳に刺激を与える
ピアノは両手で違う動きをして演奏するものです。
子どもが取り組む曲の多くは左手で伴奏をし、右手でメロディーを弾きます。
このような右手と左手が違う動きをする楽器は脳に刺激を与えると言われています。
楽器にはピアノのほか、ヴァイオリンやドラムなど、左手と右手が違う動きをする楽器が多くあり、知育に効果があるとされています。
譜面を先読みする
ピアノの演奏では楽譜を見て、右手と左手に指示を与え、音を出すということを瞬時に行うことを繰り返すため、右脳と左脳に大きな刺激を与えます。
演奏では楽譜の音符通りに弾くだけでなく、強弱を意識したり、「この曲はどんな曲?」と考えながら弾きます。
ピアノの演奏中は脳がフル回転し、ワーキングメモリを鍛えられると言われています。
子どもの知育にはピアノを取り入れると効果あり
今回は子どもの数字の学習方法などについてご紹介しましたが、ピアノは子どもの知育に大きな効果を与える習い事と言われています。
ピアノの演奏で脳に刺激を与えることで、数字や算数の学習にも有効に働くと言えるでしょう。
子どもの能力を最大限に引き出したい場合、ピアノ教室を検討してみるのがおすすめです。
愛知県岡崎市のピアノ教室SAWADA音楽教育塾
会社名:SAWADA音楽教育塾
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