子どもの知育は何歳から始めるべき?どんな方法があるの?
知育とは、イギリスの学者によって提唱された「三育」 のひとつです。
「三育」の考え方では、「知育」「徳育」「体育」 の三つの分野がバランスよく育つことで、
子どもの能力や実現力、生きる力が育つとされています。
「三育」において知育とは、思考力や判断力など子供が自発的に考える力を育てることを目的にした教育です。
知育を目的とする活動では子どものやってみたいという意欲を大切にし、
課題に対して試行錯誤を繰り返し、最終的に「できた」という達成感を得ることが大事だとされています。
「遊び」とは明確な目的を持たないことが基本にあります。
しかし知育では、年齢や段階に適した課題を設定し「子供の能力を育む」という目的をもって活動します 。
知育の活動が子どもの能力を育むという明確な目的をもっていることが遊びとの大きな違いの一つと言えるでしょう。
知育に使うアイテムは?
現代、知育で使うことができるアイテムやサービスには様々なものがあります。
たとえば積み木やパズルなどは昔から多くの人に親しまれてきた知育玩具です。
その他に最近では、知育アプリや知育ゲームなどのようにスマートフォンやタブレットでできるものもあります。
また、知育教材や幼児教室などもあります。
こちらでは知育に使うアイテムにはどのようなものがあるか詳しくご紹介していきます。
知育玩具
優れた知育玩具は五感を刺激するだけではなく、思考力や表現力を育むことにも役立ちます。
知育玩具には様々な種類のものが存在します。
例えば、積み木やブロックなどは乳児期から幅広い年代で使えるおもちゃです。またパズルは頭を使いながら遊べます。
知育玩具は小さな子供が安全に使えて、口に入れても清潔に保つことができるように配慮されているものを選びましょう。
知育アプリ・ゲーム
スマートフォンやタブレットなどで利用できる知育アプリやゲームは、
端末にインストールすることで気軽に利用できるので多くの人に人気のアイテムの一つです。
端末さえあれば、年齢を選ばずに幅広い遊びができるように用意されています。
無料で使えるアプリもたくさん取り揃えられているので手軽に始められます。
知育教材
知育教材は、考える力が身につく教材です。
知育教材をうまく活用すると、子どもの集中力や想像力を伸ばすことができるでしょう。
知育教材の多くが、子どもが楽しく学べるように工夫されています。
勉強の教材のイメージとは異なり、遊びのように楽しみながら学びを深めていけるという利点があります。
知育教室
知育に興味があるなら、知育教室に通うこともオススメです。
知育教室は全国にあります。一般的に、子どもの年齢や目的などに応じてコースが選べます。
各コースには様々な知育玩具などが用意されていて楽しく遊びながら学べます。
知育教室では専門家による指導を受けることができ、設備も充実しています。
知育は何歳から何歳まで?
知育を行うのは、0歳〜小学校入学前までが適していると言われています。
一般的に人間の成長の過程で、脳は3歳までに80%が形作られ、6歳までに90%、12歳で100%完成するといわれているからです。
こちらでは年齢別の知育教育の進め方をご紹介します。
0歳から1歳【五感を刺激する遊び】
見たり触ったり聞いたり味わってみることでたくさんのことを吸収していきます。
月齢の低いうちは、おもちゃを使ったりするよりも優しく話しかけてあげたりスキンシップを取るだけでも知育になります。
また、絵本などの読み聞かせを通してたくさんの言葉を聞かせてあげましょう。
抑揚をつけて 読んでみたり、ゆっくり子どものペースに合わせてみましょう。
いろんな絵本で五感を刺激してあげてくださいね 。
2歳から3歳【指先を使う知育】
指先をたくさん使うことで指先の筋力が鍛えられるだけでなく、脳神経の発達も促します。
集中して行うことで集中力や思考力が養えます。
積み木遊びやパズル、大きめのビーズにひもを通す「ひも通し」など、遊びながらたくさん指先を使いましょう。
また、指先を使うことで普段の生活でできることも少しずつ増えてくるはずです。
できるという喜びが少しずつ増えていき自信につながります。
お絵描きやぬり絵などもオススメです。
4歳から6歳 【モノを作る作業】
自由な発想を生む楽しさをたくさん体験しましょう。
積み木やブロック遊び、砂遊びや粘土遊び、おりがみや工作を通して創造力や想像力が育ちます。
また達成感を得ることや褒められることは自信にもつながります。
たくさん褒めて伸ばしましょう。
また、お友達や親子で「ごっこ遊び」をすることでコミュニケーション能力が高まります。
ルールを学び相手への思いやりの心を育むことができます。
相手とお話をすることで言語能力も高めることができますよ。
知育の注意点
知育にはメリットがたくさんあります。しかし、やり方を間違えてはいけません。
こちらでは注意点を説明いたしますので参考にしてみてください。
無理やりやらせない
知育は、子どもが楽しみながら、自身が興味を持って取り組むことが大切です。
できないことにあせったり急かさないように注意しましょう。
また、自ら学ぶという自主性を引き出すためにも、
できるだけ親が手を出さずにじっと見守ることが大切です。
正解を押し付けない
知育で大切なのは正解を押し付けないことです。
なぜなら、導き出す答えが正解であるか間違っているかよりも「考える力」を育てることが重要であるからです。
たとえうまくできなかったり間違っていると思ってもすぐに親が手を出してしまっては考える力が育ちません。
まずは見守り、子どもが困っていたらどのように解決するのか、あくまでも子供主体で知育をすすめましょう 。
他の誰かと比べない
子どもを誰かと比べないようにしましょう。
比べられて育つと、 自信がなくなったり自己肯定感が低く成長してしまうことがあります。
また、子どもの人格や性格を否定するような表現はしないように気をつけましょう。
子どもの意見を尊重してあげることによって子どもは自信を持って知育に取り組むことができます。
親子で楽しむ
世の中には様々な知育アイテムが存在します。
しかし、知育アイテムを子供に与えるだけでは知育は成り立ちません。
親子で楽しく知育に取り組むことを心がけましょう。
愛知県岡崎市のピアノ教室SAWADA音楽教育塾
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