音楽や知育ソングは子供の成長にどのような影響を与えるのか?
子供は普段、何気なく歌を歌ったり口ずさんでいますよね。
幼少期の子供にとって音楽とは、集中力を鍛えたり、聞く力や運動神経の向上などに効果があるのです。
歌や音楽を歌うことによって、子どもの成長にも大きな影響を与えているのです。
そして音楽は、親と子の絆を強くするコミュニケーションツールとしても役立ちます。
歌を歌ったり音楽を聴いたりするメリット
音の刺激が脳に良い影響
人間の脳は、外部からのいろいろな刺激に反応しながら発達していきます。
耳で聴いた情報はとくに伝達しやすく、脳に大きな影響を与えるといわれているのです。
赤ちゃんがお腹にいるときからクラシックなどを聴かせる「胎教」がありますが、胎児に良い影響を与えることが証明されています。
目がまだよく見えず、言葉が通じない赤ちゃんでも、音楽は脳に良い影響をもたらしてくれます。
言葉を聞き分ける能力や想像力が発達
言葉を聞き分けるようになるには、耳で何度も聴く必要があります。
音楽は、メロディー・リズム・ハーモニーなど、音の種類が豊富でイマジネーションも掻き立てられます。
子供がワクワクしながら音楽を聴くことで、音を聞き分けられる能力や想像力が自然と向上していくのです。
子供が歌う時は、自然に歌詞を覚えていきますので、記憶力が向上します。
歌詞に出てくる単語を覚えたり、意味を知ることでも、言語能力はドンドン発達していきます。
日常的に音楽を聴いたり歌う子どもの方が、そうでない子より語彙数が多いという研究データもあります。
集中力が鍛えられる
子供の集中力が続く時間は、実はとても短いのです。
小学校低学年で約15分程度、中学生~高校生でも約45分程度から約60分程度といわれています。
集中力を鍛えることで勉強をする姿勢も向上しますので、幼少期から自然に集中できるメンタルを養えます。
ピアノのリズムに合わせて歌ったり、走ったり、跳んだり、音楽と運動を組み合わせることで体感リズムで集中力が向上します。
また楽器を習い弾くことでも集中力アップに特に効果があります。
楽譜を見ながらピアノを弾く、先生の演奏を聴くなど、音のリズムや強弱の違いもあるので集中力が必要になってきます。
運動神経が鍛えられる
運動神経には、右脳が左半身の運動の命令を出す役割り、左脳は右半分の運動の命令を出します。
子どもに歌を教える際に、ダンスを取り入れたり、音楽に合わせて手を叩いたり体を反応させたりすると、リズム感が養われるので、脳の運動神経が連携され身体能力が向上します。
最近ではダンスは学校で必修科目となっているので、小さいうちからダンスに慣れるとよいでしょう。
さらに楽器を演奏するときには、楽譜を見ながら手足を動かすことで音を聴きながら同時に行いますので効果的です。
腹式呼吸で体力が上がる
呼吸の方法として、胸を膨らます「胸式呼吸」と、お腹を膨らませる「腹式呼吸」の二種類の呼吸法があります。
歌を歌う時は、この腹式呼吸を使うことになりますので、歌を歌うことで、体力が鍛えることができます。
腹式呼吸をするだけでも痩せられるダイエット方法がありますが、腹式呼吸は体力を使うのです。
合唱で協調性を養える
歌を歌うのが上手な子供であっても、合唱で周りの子どもに合わせて歌ったりなど協調性を学ぶことができます。
合唱を通じて周りの子どもと協力しあったり規律を守るというのは、協調性が育つことになります。
教室の幼児クラスでは、グループレッスンを行うところが多いようです。
その年齢に応じた遊びを覚えたり、お友達との関わり合いの中で、いろいろな体験を積みながら発見や気付きがあります。
子供に英語を学ばせる時は英語の歌が効果的
外国語の知育ソングを覚えることで、外国語を学ぶことへの抵抗も少なくなります。
同級生で英語の成績の良い子は、好きな外国人アーティストの曲をたくさん聴きながら、歌詞の意味などを調べたり発音を覚えたり自然に英語を学んでいきます。
子どもに外国語を教えようと言語学習から入ると、抵抗がありますし長続きしないものです。
歌や音楽を通じて、外国語を意識せずに覚えていきますので、日本語と同じように上達します。
子供の成長過程と関わる音楽
子供の成長する過程において、音楽やアクションの関わり方も変化していきます。
子供の感受性を尊重し、無理に押し付けずに自由に好きなように音楽と関わることが大切です。
音楽レッスン教室も、子どもひとりで習わせるのではなく、親と一緒にレッスンを受けられるケースも多いです。
親が隣に座っているだけでも安心ですね。
「0~3歳」感情のおもむくままに音と戯れる時期
自分の感情を出したり、相手の感情を感じることができるように少しずつなっていきます。
この時期に他人との関係を学び、人とのコミュニケーションの土台が作られます。
親子についてもスキンシップが大切な時期といえるでしょう。
音の認識が出来る0歳くらいは、音の出るガラガラなどで、音を聞かせると反応します。
1~2才で手で叩く、口でくわえる、タンバリンや太鼓を叩く・ラッパなど音を鳴らすことができることを覚えて楽しみます。
3才になるとドレミの音の違いが分かりはじめ、木琴、ピアノなども興味を持ち始めます。
「3~7歳」生活習慣で大人を真似るように音楽のバリエーションも広がる
周りの大人の行動などを見ながら、生活習慣を身につける時期です。
人の話を聞けるようになり、感動、集中などできるようになってきます。
まず「聞く」力が発達しはじめる4・5歳になると、「弾く」ことより「聴く」ことを重視して、反復練習をしていくと効果的です。
体の機能も発達し、鍵盤を押す、強弱をつけて太鼓を叩くなど本物の楽器の音色を聞くことで、色々なことができるようになります。
音楽の音符やリズム・強弱などの違いにも分かってきますので音楽の楽しさが理解できます。
「7~10歳」自我に目覚め始めて習い事が習慣になる
自我が強くなり、物事に対する興味・関心が高まる。
この時期には、コツコツ続けることの大切さが上達や習得にもつながると実感できるようになります。
習い事や自宅学習など習慣付けたい年齢ですよね。
子どもが何に興味を持っているか、何にチャレンジしたいと思っているのか?見極めて自主性を尊重しましょう。
聴覚が最も発達する幼児期に例えばピアノを習うことでも、いろいろな能力を引き出すことができます。
生きる上で大切にしたい「感受性」「表現力」「学ぶ姿勢」を磨きながら、早くから音楽に慣れ親しんでおきましょう。
愛知県岡崎市のピアノ教室SAWADA音楽教育塾
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