幼児教室に通わせてみたいけど、どのお教室を選んだら良いのか分からない、という方も多いでしょう。

 

幼児教室や知育教室には多くの種類があり、お教室によって学ぶ目的や内容が異なるため、子どもにどのようなことを学ばせたいかを明確にしてお教室選びをすることが大切です。

 

このページでは、幼児教室、知育教室にはどのような種類があるか、お教室選びの際に考えておきたいことをご紹介します。

 

幼児教室・知育教室とは

 

幼児教育とは、0～6歳までの幼児が生活する場面すべてにおいての教育の総称で、幼稚園や保育園だけでなく、家庭などあらゆる場所での教育が当てはまります。

 

幼児教室では、生涯にわたって必要な学習の基礎を造ったり、「後伸び」といって成長してから能力が高まる力を養うことを重視したカリキュラムを作っているところも多くあります。

 

幼児教室・知育教室の役割

 

幼児教育は次世代を担う子どもたちが社会の中で生きる力を身に付けられるよう、人格形成の基礎をつくる役割を持っています。

 

また、小学校から始まる学校教育の前段階として、知識や技能のほか、表現力や思考能力、判断力といったスキルのほか、体力や運動神経などを育成する役割も果たしています。

 

幼児教育は家庭でもできますが、なかなか集団行動や仲間と一緒に何かに取り組むといった教育は家庭内では難しいのが現実です。

幼児教室や知育教室でお友達と一緒に学ぶことで集団行動を通じた教育が可能となります。

 

知育系の幼児教室の種類

 

外国語教室

 

英会話をしたり外国語の歌遊びなどを通して英語を学ぶ教室です。

 

英語は早いうちから習うことで発音を聞き分ける力が身に付きやすいと言われています。
国際化が進む社会の中で役立てて欲しいと、外国語教室を選ぶご家庭が増えています。

 

情操教育教室

 

情操教育教室では豊かな感情と情操を育み、心の動きを豊かにして創造的で個性的な心を育てること、また道徳的な価値観や意識を養うことを目的とした教育に力を入れています。

 

積極性や行動力、表現力を養うお教室が該当します。

 

運動教室

 

身体を動かすことを中心に行うお教室で代表的なものに水泳教室と体操教室があります。

 

最近人気が高まっているのが体操教室で、外で遊ぶ機会の減った子どもの運動能力を高めるため、体育の授業への苦手意識を克服するために通うお子さまが増えています。

 

その他、球技や空手、バレエなど特定の種目のお教室も多数存在します。

 

音楽教室

 

楽器の演奏やリトミック、歌などを行います。

 

代表的な楽器としてはピアノやヴァイオリンが挙げられます。
ピアノやヴァイオリンは幼い頃から習うと音感が養われるだけでなく、左手と右手が違う動きをするので脳の発達に高い効果があると言われています。

 

最近ではドラム教室の人気も高まっています。

 

造形・絵画教室

 

お絵描きや工作などを行い、想像力やイメージ力を育みます。
また、絵を描く技術や道具、材料の使い方を身に付けて、それを基礎にして自分で工夫して発展させる能力を育てます。

 

ことばでの自己表現が苦手な子どもでも自己表現ができる1つの方法として注目されています。

 

子育て支援教室

 

託児、子育て相談を行い、民間だけでなく市町村やボランティア団体が運営しているお教室もあります。

子どもを預かるだけでなく、親が抱える悩みにも対応してくれるお教室が多い点も1つの特徴です。

 

知育教育・才能開発教室

 

考えたり自分で表現して五感を刺激することで知能全般の発達を促し、子どもの脳を豊かに育てます。

子どもの積極性や自主性を育み、知能や才能などを最大限に伸ばすことを目的にしています。

 

受験対策の教室

 

国立・私立幼稚園や小学校の受験準備をするための教室です。

 

受験対策の教室の目的は志望校に合格させることです。
志望校に合格するためのカリキュラムが組まれており、知育系のお教室の雰囲気とは異なります。

 

親のための勉強会や模擬面接、願書添削などにも対応しています。

 

幼児教室・知育教室を選ぶ前にやっておきたいこと

 

幼児教室・知育教室に通う目的をはっきりさせる

 

ご家庭によってお子さまの教育方針は異なるでしょう。

 

幼児教室や知育教室を探すときにはまずご家庭で話し合って、どのようなことを学んでもらいたいか、どのような子どもに育ってほしいのかを明確にしておくことが大切です。

 

これが明確になっていないと、いくら良い教育方針のお教室であったとしても、「思っていたのと違った」ということになりかねません。
周囲が幼児教室に通わせているから通わせたい、という方もいらっしゃいますが、そもそも通わせる目的が異なっていれば相性の良いお教室も違ってきます。

 

ご家族でしっかりと話し合い、何を学ばせるためにお教室に行くのかを決めておきましょう。

 

数軒候補を挙げて比較検討する

 

幼児教室や知育教室は1つの地域内でも多くのお教室が存在します。
この中からいきなり1つに絞り込むと失敗しやすくなりますので、まずはいくつか気になるお教室をピックアップして比較検討すると良いでしょう。

 

お教室の方針やカリキュラム、月謝、良い所と気になるところなど、細かく比較検討します。
気になるお教室はホームページもチェックしておくのがおすすめです。

 

口コミをチェックする

 

できれば口コミもチェックしておきます。
口コミは利用している親御さんの生の声です。

 

どのようなところが良いのか、子どもはどのような反応をしているのか、などを見ておくと雰囲気を掴みやすくなります。
良い所だけでなく、どのようなデメリットがあるかもしっかりと見ておくと安心です。

 

体験教室に参加する

 

多くの幼児教室、知育教室では体験レッスンを開催しています。

 

お教室には実際に通ってみないと判断できないものもあります。
いくら口コミが良くホームページで良いと思えるお教室でも、子どもとの相性が合わなかったり、違和感を感じる場合もあります。

 

体験レッスンに積極的に参加し、お子さまご本人の意見も参考にお教室選びをしていくのが成功のカギであるといえます。

 

子どもに合ったお教室を選ぶことが大切

 

幼児教室や知育教室には多くの種類があるため、お教室選びでは迷うこともあるかと思います。

 

ご家庭の中で話し合い、どのようなことを学ばせたいか、どのようなお教室なら楽しく通うことができるかなど、お子さまに合ったお教室を選ぶことが肝心です。